タイトリストのドライバーのATIチタンは他のチタンより飛ぶのか?
タイトリストがドライバーもチタンを使い始めてやはり飛ぶ気がする。
どうして飛ぶのか考察したいと思います。
タイトリストが使っているATIチタンはチタン合金と呼ばれるものでチタンの数%は他の金属が混ざっている。その他の金属が結晶を安定させる働きがありアルファ・ベータのチタン合金と言われるものです。結晶が安定させるので強度は出るものの、逆に加工が難しくなる合金です。
合金にする際にアルミニウム、バナジウム、鉄を入れるのですが特段変わったことではないようです。
ゴルフクラブに使われるチタン合金の他にステンレス合金、アルミ合金が使われたりします。比重や強度を比較すると
材種 | 純チタン | チタン合金 | ステンレス鋼 | アルミ合金 |
---|---|---|---|---|
ステンレスとチタンの合金を比較した場合、チタン合金は軽量でかつ強度があるのでより薄くて軽いフェース面が作れます。
フェース面で軽量で作れたヘッドは余剰重量はヘッドの底側に集める低重心化を行え、ボールの上げやすいヘッドが出来上がることになります。
しかもチタンは錆びにくいの航空機や手術器具にも使われて良いとこずくめです。
ただし、先程出ましたが丈夫な分、加工が難しく高価になります。
他、アルミも入れましたがチタンより軽量ですが強度が足りないのでウッドのようにペラペラに作るのは向きません。ただ、パターなどで使われます。
チタンを使わないヘッドはステンレスが一番使用されいます。タイトリストでドライバーTSIシリーズやテーラーメイドのSIM,SIM2などのFWもチタンだったりするので有効な素材であることは間違いないと思います。
まとめとしてチタンは有効そうだが、ATIチタンが特段の良いかは分かりませんでした。と言うか製法や混ぜる金属が特別ではないので特別のチタン合金ではなさそうです。
それでも飛ぶことは飛びますよチタンなので!
終わり
参考:ATI社の425チタン資料
Element | 最小重量 Minimum (weight %) |
最大重量 Maximum (weight %) |
---|---|---|
Al(アルミニウム) | 3.5 | 4.5 |
V(バナジウム) | 2.0 | 3.0 |
Fe(鉄) | 1.2 | 1.8 |
O(酸素) | 0.20 | 0.30 |
C(炭素、カーボン) | 0.08 | |
N(窒素) | 0.03 | |
H(水素) | 0.015 | |
Ti(チタン) | その他の重量約93.2〜92.2 |
参考:東京チタニウム
チタン製のドライバーTsi3
チタン製のフェアウェイウッド